事業概要

当社は、使用済み充電式電池の金属再資源化技術を核に、レアメタルのリサイクル事業を展開しています。

使用済みとなったニカド電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池、産業用アルカリ蓄電池や、これらの製造工程スクラップを幅広く回収し、それらに多く含まれるニッケルをはじめとしたレアメタルのリサイクルを行っています。

今日の社会インフラを維持する上でキーデバイスとなりつつある充電式電池を、安全に再資源化処理し、有用な金属を再び社会に還元することで、循環型社会の発展に貢献していきます。

再資源化

充電式電池の用途

充電式電池は、主に次のような電気機器に使用されています。

電池リサイクル事業

充電式電池の種類

充電式電池の種類は多様にありますが、当社では次の主要な4種類の電池とその製造工程廃材のリサイクルを行っています。

ニカド電池

ニカド電池

正極にはニッケル、負極にはカドミウムが用いられています。1960年代に国内で量産化され、充電式電池が広く社会に普及するきっかけとなった電池で、現在においても、その経済性や耐久性などの特長を活かして、電動工具や非常灯などに使用されています。

ニッケル水素電池

ニッケル水素電池

正極にはニッケル、負極には水素吸蔵合金が用いられています。ニカド電池に比べエネルギー密度が大きく、有害物質のカドミウムを使用しないことと相まって、ニカド電池の次世代電池として広く社会に普及しました。現在においても、ハイブリッドカーや電動アシスト自転車のバッテリーなどに広く使われています。

リチウムイオン電池

リチウムイオン電池

正極にはコバルトニッケルマンガンなど、負極には炭素が用いられています。ニッケル水素電池に比べさらにエネルギー密度が大きく、かつ、軽量化された電池です。現在においても開発が進む最新型の充電式電池で、スマートフォンやノートPCなどのポータブル機器などに広く使われています。

産業用アルカリ蓄電池

産業用アルカリ蓄電池

ニカド電池の一種で、正極にはニッケル、負極にはカドミウムが用いられています。ニカド電池と同様に、経済性や耐久性などの特長がある一方で大型であるため、主に鉄道の補助電源や、建物の非常用電源として使用されています。

これら充電式電池は専用の自社設備を用い、再生金属に生まれ変わります。 また、より効果的なリサイクルを目指しての新技術の研究開発を行なうなど、当社では循環型社会の発展を目指して日々探求を行なっております。

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